KYな雑記帳

個人的なメモ帳

目標を考えるときの目線について

皆さんは目標を作るのは好きでしょうか?
僕は苦手です。
しかし、会社(少なくとも僕が働いたことのある会社では)では目標を作る必要があります。
目標を立て上司とすり合わせることで、四半期あるいは半年の間どんな事に注力するか確認や約束し、その進捗や結果を用いて評価に使ったりします。
僕は一人の社員として評価を受ける側で目標を考えていたこともありますし、今は評価する側としてチームメンバーの目標を一緒に考えることもしています。
今回はそれぞれの立場でどんな目線で考えているかを雑にメモしておこうと思います。(自分が目標を考えるときに見返せるように…)

今北産業

個人の目標は、チーム目標からブレイクダウンすると楽。
チームに与えるメリットや、具体的な達成計画をすり合わせる。
そのためのアクションプランは、チャレンジングなものにする。

評価を受ける側で目標を考えている時の目線

チーム・プロジェクト目標からのブレイクダウン

目標は個人だけでなく、所属しているプロジェクトやチームにも目標や具体的なアクションプランなどがあるはずです。
チームで目標としていることを達成するために、チームメンバーは業務に取り組みます。
となると、チーム目標から自分が行いたいこと・行うことを探してブレイクダウンしていくと、業務を行っていれば目標も進捗することになるので、目標の立て方としてはまっとうだと思います。
自分のやりたいことだけを目標にいれてしまうと、それがチームやプロジェクトの目標とは関係ないものになる可能性もあります。
そうなってしまうと、目標を進捗してもチームやプロジェクトにとってプラスにならないかもしれないですし、そもそも業務時間に作業を行うことができずに定時後や休日を使わないといけくなる可能性もあります。
それは、個人にとってもチームにとっても幸せではないと考えています。

目標が決まる間にやっていたことも目標にいれる

現実問題として、期が始まる前に目標のすり合わせが終わっていて、期が始まるとすぐに目標を意識して行動できるわけではありません。
たいていの場合、前期の目標のフィードバックが終わり、今期の目標を立ててすり合わせが終わり動き出せるのは、1ヵ月~2ヵ月後です。
しかし、その間も業務はやっていますし、問題の解決やチャレンジを行っていることは十分にありえます。
せっかく行動し成果を出しつつあるそれらを目標に組み込まないのはもったいないです。
なので、目標が決まる間にやっていたことも目標に組み込んでいました。

評価する側でチームメンバーの目標を考えている時の目線

僕が持っている目線というよりは、僕とさらに上司の人と一緒にメンバーの目標設定の話し合いをしていた時に感じた目線の話になります。

計画性はあるか?具体的であるか?

どんなに壮大で理想的なことを目標として挙げていても計画性がなければ評価できません。
例えば「サーバーエンジニアとして成長」と目標を立てても、評価する側としては「成長の定義とは?」「この半年で何をどこまでできる事を計画しているのか?」「メンバーの考えている半年後の成長のゴールと評価者が考えている半年後の成長のゴールにギャップがあるのでは?」とメンバーの思い描く姿と評価者が思い描く姿で認識のズレが発生したままの可能性が大いにあります。
ゴールの認識が異なると行うべき行動も異なってくるので、最悪な場合その期間の行動が無駄になる可能性だってあります。
その事態を避けるために目標を達成するための計画や具体的なアクションプランを考えてすり合わせる必要があります。

どんなメリットをチームに与えるか?

当たり前ですが、会社やチームに所属している以上業務時間の行動は会社やチームのメリットになるように使うべきです。
自分がやりたいからという理由で目標を立てても、それがチームにメリットを与えるものでなければ評価者としてはOKとは言えません。
またメリットがあっても、コストやデメリットを比較してメリットの方が小さいと「今やるべきものではない」「他に解決すべき問題がある」という判断になることも十分にあり得ます。
もし自分がやりたい事があれば、それがチームにどんなメリットを与えるのかを考え、実行計画を立て、コストやデメリットを予め考えて置き、目標のすり合わせの時に相談しながら目標にいれるかどうかを判断するのが良いと思います。

チャレンジングであるか?

評価者としてはメンバーが成長することを期待しています。
そのため目標のためのアクションプラン(あるいは目標自体)がチャレンジングなものであるか、ストレッチゾーンにあるかどうかを見ています。
ストレッチゾーンとは、安心感や居心地の良さを感じる領域を出てちょっと不安やストレスを感じる状態です。
ストレッチゾーンでは、未知のものに遭遇したり失敗したりするリスクもあります。そんな状態は大きな成長が期待できます。
もう既に十分にできていることを目標やアクションとして挙げても、目標を達成したところで成長している可能性は低いです。

まとめ

今まで自分が目標を立てるときに考えていたことや、目標のすり合わせ時の指摘から評価者の目線を軽くまとめてみました。
具体的な目標になっているか?
チームにメリットを与えるか?
チャレンジングなものか?
目標すり合わせの前にこの辺りを見ておくと、スムーズにすり合わせが進むかもしれません。
自分でも実践していくつもりです。